千代田区青少年委員会

活動記録Report

平成29年度 東京都青少年委員会連合会 総会


平成29年度 東京都青少年委員会連合会 定期総会

開催日時:平成29年6月3日(土)午前10時00分〜午前10時40分 定期総会
               午前10時40分〜午前11時40分 講演会
会  場:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟417
参 加 者:185名(全代議員数187名)

平成29年度の東京都青少年委員会連合会総会が行われ、千代田区からは代議員5名が出席しました。この連合会は17区22市町村が加盟し、933名からなる大きな団体です。総会では平成28年度の活動報告と決算報告、平成29年度の活動計画と予算案の決議が行われました。
今年は千代田区・港区・中央区からなる中央ブロックが当番となっていたので、千代田区青少年委員会会長である河野が議長を務めさせて頂きました。

来賓の東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課梶野様からは
『最近は教師の仕事の在り方に変革が求められていて、学校組織の運営方法に地域の参画させる「チーム学校」や、社会教育関係者、地域と学校が協力する、「地域学校共協働」「地域学校協働本部」などの設立。都では8つの方策を挙げて取り組んでいる』と、現状とこれからについてのお話を頂きました。


■参考資料
『地域学校協働活動』とは、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です。
『学校支援地域本部』 などの従来の地域の学校支援の取組との違いは、地域による学校の「支援」から、地域と学校のパートナーシップに基づく双方向の「連携・協働」へと発展させていくことを目指していることです。地域が学校・子供たちを応援・支援するという一方向の関係だけではなく、子供の成長を軸として、地域と学校がパートナーとして連携・協働し、互いに膝を突き合わせて、意見を出し合い、学び合う中で、地域の将来を担う人材の育成を図るとともに、地域住民のつながりを深めることにより、自立した地域社会の基盤の構築・活性化を図る「学校を核とした地域づくり」を推進し、地域の創生につながっていくことが期待されます。

【学校と地域の連携・協働に関する参考資料(PDFファイル)】

【コミュニティ・スクールと地域学校協働本部(仮称)の効果的な連携・協働の在り方に関する参考資料(PDFファイル)】

【地域と学校の連携・協働の推進に向けた参考事例集(PDFファイル)】



講演会

講演会では『NPO法人れんげ舎 代表理事 長田英史氏』をお招きし、「子どもが育つ あそび場・居場所づくり」についてお話を頂きました。

学生時代に先輩から半ば強制的に始めさせられた「地域の子どもたちに関わるボランティア活動」を続けていくうちに、気が付けば組織化され、やがてはNPO法人化と大きくなっていき、今では新たに活動を始めようとする人たちへ、長期的に続けていくためのノウハウやプランニングなど、自分たちが培ってきた仕組みを丸ごと提供する立場になっていたそうです。

子どもにとっての居場所は、必ずしも「誰もが来られる場所」とは限りません。すべての子どもに万能な居場所はなく、中には合わない子どもだっています。1ヶ所の居場所ですべてはまかなえないですから、いろいろな特色のある居場所をたくさん作り、それらがコミュニケーションを取って連結することも大事です。孤立した居場所になってしまっては無意味なんです。

『居場所の定義=安心』と捉えがちだが、名称や器(建物)だけでは決して安心には繋がりません。『本当の意味での居場所=人間関係』であり、そこに関わっている大人同士が本当に思ったことを伝え合える人間関係をいかに作れるかが重要だと教えて頂きました。

【れんげ舎】