千代田区青少年委員会

活動記録Report

平成28年度 東京都青少年委員大会

毎年2月に開催される「東京都青少年員大会」へ参加してきました。
今年の会場は、府中市にある「府中の森 芸術劇場 ふるさとホール」です。
年に1度、東京の各地で活動している青少年委員会が集い
各ブロックでの研修活動の報告や情報の共有を図ります。
また、長期にわたり青少年員として活動している委員の表彰も行われました。



第一部 表彰式次第

開式の辞…………………副会長 山田 敏行
会長挨拶…………………会長 岡本 進
表彰者選考経過報告……選考委員会 細貝 利一
表彰状贈呈………………代表(新島村)青沼 弘
           青少年委員を10年間勤めてきた委員へ感謝の意を込め
           表彰状が贈呈されました。今年の表彰者は15名でした。
謝辞………………………代表(東村山市)横山 大吾
来賓祝辞…………………国分寺市長 井澤 邦夫
           府中市長 高野 律雄
           東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課長 川口 英生
           元会長 森下 優
来賓紹介…………………国分寺市教育長 松井敏夫
           元会長 串田 明
           元会長 石田 汎
           元会長 櫻井 信吾
           元会長 宮本 道子
大会宣言文案朗読………副会長 西尾 健
閉会の辞…………………総務 石田 幸雄
司会………………………総務 千代 眞理子      (※敬称略)



東京都の青少年委員会が共通で持つ重点目標

1.子どもたちの安全確保への取り組み
2.家庭・学校・地域の関係機関や団体との連携
3.子どもたちの社会参加活動の推進
4.地域社会における実践活動の充実
5.研修・情報交換の充実
6.東京都の青少年対策事業に対する参加と協力
平成29年2月12日       東京都青少年委員大会



アトラクション

国分寺・ジュニア・ミュージック・シアターの皆さんから
素敵な歌声のプレゼントを頂きました。
https://kjmt.jimdo.com/



冒険のススメ〜身の丈+10センチ〜

研修会講師:海洋冒険家「八幡 暁(やはた さとる)」氏

『大学時代、何もできない自分が嫌で挫折していた頃、八丈島で身体ひとつ、銛ひとつで素潜漁を行う人に出会いました。その人たちと暮らしていた時に、海の中には見たことのない魚が泳いでいて、食べてみれば美味しい。なぜ市場にこうした魚が売られていないのか? 海の近くで暮らしている人には食べられているものが街にはない。「経済的に交わりの無い魚は価値がないのか?」と疑問に思い始めました。また、八丈島に生きている人の幸せそうな姿に、地域の素晴らしさを感じ、世界の海に生きる人々に会ってみたい、これはもう【就職している場合ではない!!】と思い、1998年大学卒業後から直ぐ、国内外の漁村巡りを始めました。

 漁村巡りの生活を3年ほどして「もはや道がある場所はかなり歩き尽くしたな」と思ったとき、海を渡る道具『シーカヤック』に出会いました。そして世界最大の島嶼海域であり、情報が少ない海域であるオーストラリアから日本までの海。スンダランドと呼ばれた大陸からの人の拡散のルートは、日本にも通じているのであれば、そこに生きる人々の暮らしは、今の日本人の海の暮らしとも通ずるものがあるのではないかと「グレートシーマンプロジェクト計画」を立ち上げ活動してきました。

 身体ひとつで世界の海を巡ってきた結果、文明によって得られる利得よりも、失われる事に目を向けなければいけない。学校の勉強やテレビやネットの情報から知識は得られるが、人間が本当に学ぶべき事は実体験がすべてであり、理屈じゃなくて体で覚えることが大事。世界の海を旅することで、自分は人間の根源的感覚である「ワクワク(未知への興奮)」「ホクホク(食べることへの感動)」「ワナワナ(危険を感じる)」を、取り戻せた。
 
 古来人間生活は、その日に歩ける距離わずか半径5kmの世界で完結していた。今は文明の進化によって、その制限はなくなり、地球の裏側の食材ですら簡単に手に入るようになった。が、そのせいで現代人は逆に自分の足元すら見えない状態に陥っているのではないか?という考えから、自分の足下を知ることで世界がどうつながっていて、何が大事かが分かる……』

と、現在は水を軸にした体験行動カリキュラムを日々実践しているそうです。

共同代表を務める一般社団法人「そっか」ホームページ→ http://greenz.jp/2016/08/19/sokka_zushi/
(※「そっか」とは、気付きの【そっか!】と【足下】の両方の意味を込めて名付けたそうです)

手漕屋素潜店「ちゅらねしあ」ホームページ→ http://www.churanesia.jp/

現在進行形のグレートシーマンプロジェクト〜海遍路〜→ http://www.umihenro.com/

講師プロフィール:1974年東京都生れ。現在神奈川県在住。大学時代より海に目覚め、八丈島で素潜りをはじめる。卒業後は各地の漁師の仕事を学びながら国内外を巡る。旅の途中でシーカヤックと出会い、2002年から「海と共に暮らす人々は、どのように生きているのか」をテーマに、オーストラリアから日本までの多島海域を舞台にした人力航海の旅「グレートシーマンプロジェクト」をスタート。フィリピンー台湾海峡横断(バシー海峡/2007年)など、世界初となる航海記録を複数持つ。2005年に「身の丈+10センチ」をサポートする手漕屋素潜店「ちゅらねしあ」を沖縄県石垣島でオープン。既存の枠を越える価値を生み出し、ツアーガイドとしてもチャレンジを続ける。2011年から日本全国の漁村を訪問し漁師に話を聞く「海遍路」を実施。2012年TBS系テレビ「情熱大陸」、2016年クレイジージャーニーに出演。2014年より都市生活における水辺を取り戻す活動「じゃぶじゃぶ」を開始し、現在に至る。