平成27年度青少年委員会管内研修
日時 平成27年12月6日(日)14時〜16時
会場 千代田区役所4階401会議室
MIW挨拶/現状を地域の大人たちに知ってもらいたい。
〖若い世代のデートDVを知る 教育現場、地域の大人たちの関わりについて〗
講師 中島幸子(NPO法人レジリエンス代表)
西山さつき(同副代表)
レジリエンスは女性ならどなたでも相談できる場所。レジリエンスでは被害者を星☆さんと呼ぶ。(輝ける力を持っているというメッセージをこめて。)
加害者をBさんと呼ぶ。(英語のバタラー[暴力を振るう人]を引用。)
*パートナーシップにおける良い関係性
対等・尊重し合う・安全という三つの要素を社会に出る前に学べれば、DV予防につながる。
*パワーとコントロール、そして暴力
Bさんの成り立ちは暴力を学んでしまった事。脳の完成していない若年のうちに予防方法を学べば暴力の連鎖は止められる。
*暴力の責任
暴力以外の解決方法を提示する。
*暴力の種類
身体的暴力、性暴力、経済的暴力、精神的暴力、デジタル暴力。
ストーカー行為
暴力が無くなってもトラウマとして残り、後々悪影響を及ぼすので中長期的な支援が必要。
相談できる場所があるという情報を持っていて欲しい。
*トラウマと脳
強烈なストレスを受けると記憶障害を引き起こす場合がある。☆さんへの質問に配慮が必要。
*混乱について トラウマティックボンディング
別れられない関係性。殴った後に抱きしめるなど、緊張と緩和の繰り返しによって洗脳される。
別れたいと思った時に支援ができるように伴走する。
*恋愛幻想
どっぷりとした関係より距離感のある関係をすすめる。自分を大事にできる人は相手も大事にできる。
*デートDVの危険サイン
パートナーから首を絞められたことがある人が多い。☆さんが話せる環境、大事にされている感覚が必要。
*誰かに相談すると
「耐えなさい」というのは「相手の支配下に入りなさい」と同じ。
「あなたが悪いんじゃない、あなたのせいじゃない」一緒に考える。
*PTG・グリーフワークについて
PTSD 心的外傷後ストレス障害、PTG 心的外傷後成長、DVサバイバル後、つらい経験を糧に。